やりがいを感じないのであれば

やりがいを感じないのであれば

現在の職場で自身の提供する看護ケアに満足がいっていない人は、もしかするとやりがいを見失っているかもしれません。やりがいがないという悩みはすぐに解決するものではありません。まずは自分自身と向き合って考えを整理する必要があります。そこでここでは、やりがいを感じていない看護師に考えてほしいことを紹介していきます。

まずは自問自答してみる

やりがいというのは個別に見出すものなので、明確に存在しているものではありません。そのため、やりがいがない状況を脱出する方法に正解はないのです。先輩に相談しても、先輩が語るやりがいが自分には該当しないかもしれません。そのため、自分にとってのやりがいを見つける作業が必要なのです。まずは、自分の答えを見つける機会を得るために、自問自答するにあたってのヒントを知りましょう。
最初に、なぜ看護師になりたいと思ったのかを思い出してみましょう。目指すきっかけや思い描いていた理想の看護師像などをノートに書きだしてください。当時の写真などがあると、記憶がよみがえりやすくなります。そのうえで、自分の考える最高の看護ケアはなんなのかを考えてください。そこが見えてくれば、それらを叶えるために譲れない条件がわかるはずです。理想とする恩師や先輩がいるなら、その人のどこに魅力を感じているのかを考えるとヒントが見つかるはずです。

環境を変える

まずは自分で考えてみることが大事ですが、ずっと自分だけで考えているとどうしても視野が狭くなってしまい、解決策が思い浮かばなくなってしまいます。そのため、自分以外の視点を取り入れるために環境を変えることも大切です。例えば院外研修に参加して、新しい刺激を受けてみるというはどうでしょうか。
もしそれでも解決の糸口が見つからないのであれば、思い切って転職するというのも有効な方法です。自分の強みがある程度わかっていて、それを活かせない職場なのであればなおさら転職がおすすめです。働きながらの転職活動は大変ですが、その場合は転職エージェントを活用してサポートを受けながら転職先を探すという方法があります。

注意すべき点

注意点として、「自分のレベルが低いから仕方がない」と自分を責めることは絶対にしないでください。人間は誰しも未熟な部分を持っています。目標が定まれば、それを叶えるために挑戦と改善を続けていけばいいのです。また、ライフプランとキャリアプランを整理しておくことも大切です。自分の人生にとって看護師という仕事はどういった意味をもたらしてくれるのかを整理しておくと、成長するための糧になります。

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